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2005年10月

2005.10.23

蟲師 「第一話 緑の座」

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 ©漆原友紀/講談社・「蟲師」制作委員会

番組放送時間の変更もなく、深夜枠としては(近年では珍しく)無事に始まりホッとしました。

という訳で、当ブログで初レビューとなる記念すべきタイトルに選んだのは――。

「魂のBOOK」であり、放送を心待ちにしていた本作以外に有り得ませんッ!!

有りそうで無かった世界設定を創造し、仁愛を秘めたテーマを描くのが魅力の本作は、

妖怪や霊霊(かみがみ)など“目に見えないモノ”の故事を要素に取り入れ、それらを総じて

「生命の原生体に近しいモノ」と解釈し 蟲(むし) と名付けています。

言うなれば、実体を自在に変化させる微生物(寄生虫)のようなモノであり、ヒトのまわりを

ヒト知れずに生きている。子供の頃から見える者もいれば、見えないが故に恐れる者もいる。

その架け橋となるのが、古来(こらい)対処法を摸索してきた 蟲師 と呼ばれる者達。

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 蟲、または みどりもの と呼ばれる異形のモノ達。その生命の影響力は森羅万象に及ぶ。
 然し認知出来る人とそうでない人がいる為、得てして後者から偏見を受ける場合が多い。

本作の主人公「ギンコ」はそんな蟲師の一人で、世の各地を流浪しながら蟲と対峙しますが、

その対処、解決の手段に作者の慈愛の精神が表れている様で、実に心地好(よ)いのです。

また、それぞれの蟲の生態や造型、名称、関連する土地の選択なども、センスが光ります。

タートルネック、縒れたコートとマフラー、背負う木箱、紙巻煙草。衣装設定も痺れます。

万人に薦められる作品であると確信していましたので、やっと念願叶いました。

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 白髪と碧色の瞳が異彩を放つが、至って気さくな性格の主人公「ギンコ」。

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 木箱の中には小物入れ程度の抽斗(ひきだし)が沢山あり、蟲関連の道具や文献等が収納されている。

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 劇中一人だけ洋装なのは差別化を狙った作者自身の演出であり、特別な意味はない。年齢設定は20代後半で、生い立ち等の謎も今後の物語で断片的に語られていきます。

人里を避けるように奥深い山中で暮らす少年「五百蔵(いおろい)しんら」。蟲師の間でも

知れ渡っていたこの少年には、 神の筆(ひだりて) と呼ばれる奇跡の性質が宿っていた。

調査に訪れたギンコは、しんらが寝てしまった深夜、二人以外には誰もいない筈の家の中で

「廉子(レンズ)」という名の和装の少女を見掛けるのだった――。

全体的な総評を述べれば‥‥とても良いです。なによりも丁寧に造っている感があります。

中でも特筆大書すべき印象を受けたのが、これぞアニメ版!! と誇れる美術の素晴らしさ。

人の理(ことわり)との決別を意味する 蟲の宴。 異形の擬態 ヒトガタ の招き。

多くの技術が進歩する2005年現代に映像化された事に、ただ感激するばかりでした!!

あとは個人的に最も気になっていた声優さんのチョイス=ギンコ役の感想はどうかというと。

ギンコ=中野裕斗氏で全く問題ありません。気負わない気怠るさが上手く出ています。

主題歌はエンヤっぽい感じを想像していたのですが、中らずと雖も遠からず。

Ally kerr(アリー・カー)という外人さんが歌う「The Sore Feet Song」という曲なのですが、

純和風の作品であるにもかかわらず、不思議と受け入れられます。個人的には◎!!

そして小耳に挟んだ情報では、なんと一話毎にエンディングテーマが変わるらしく。

これから毎週楽しみな要素になりそうです。

 The Sore Feet Song.mp3
 

 「緑の座」.mp3
 

次回は原作コミック第1巻の4話目に位置する「瞼(まぶた)の光」。テーマは“目”です。

 <設定解説>

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 光酒(こうき) とは、今後登場する全ての蟲達の起源。
 酒という字を含むものの実際のそれとは異り、より原始(微小)的な状態の蟲達が群れる事で地層深くに生じる異形の河=光脈(こうみゃく)から掬い取った一部分。
 この設定は、これ以降の回でも深く描かれていきます。

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2005.10.22

秋の夜長に蟲師始まる

Thisismushishi1果てなき生命、定めなき姿態。

ヒトと蟲との世をつなぐ

蟲師 ギンコの旅路


(C) YUKI URUSHIBARA 2004

遂に明日03:45a.m.から、フジテレビ系列にて 蟲 師 がスタートします。

怪異談、昔咄、流浪、仁愛、四季、民俗学、和風、旧字体、一話完結‥‥

上記の要素が肌に合う方は、原作コミックと共に是非ご鑑賞してみて下さい。

個人的に大好きなエピソードは、「柔らかい角」「雨がくる虹がたつ」「海境より」

「眇の魚」「春と嘯く」「山抱く衣」「篝野行」「暁の蛇」「天辺の糸」「鏡が淵」「冬の底」

「壷天の星」「香る闇」などなど。

全話レビューを目指しますので、本篇同様お楽しみに !!

                      むしし
            (和風ファンタジー フジテレビ 毎週日曜)

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

<追記>

著者: 漆原友紀(うるしばらゆき)女史。代表作は短編集「フィラメント」など。
     月刊アフタヌーン誌上で連載中。同KCにて単行本化、絶賛発売中。

監督: 長濵博史(ながはまひろし)氏。アニメーターとしてスタジオ・マッドハウスに参加後、
     演出家として「少女革命ウテナ」など多くの作品を経て、本作にて監督デビュー。

音楽: 増田俊郎(ますだとしお)氏。担当作は「ダウンタウンのごっつええ感じ」など。

美術: 脇威志(わきたけし)氏。映像美術製作を手掛ける㈲GREENの設立者であり代表。
     携わった作品に「装甲騎兵ボトムズ 赫奕(かくやく)たる異端」「機動戦士ガンダム
     0080 ポケットの中の戦争」「サムライチャンプルー」などがある。

声優: 中野裕斗(なかのゆうと)氏。俳優。「バトル・ロワイヤルII」などに出演。
    


【後書】

深夜番組を見る方なら分かると思いますが、この時間帯の宿命(しゅくみょう)として、

番組編成変更に伴う放送時間のズレ込みが充分懸念されます。 その為、日曜日は

寝不足で過ごす事になるでしょう‥‥。 ドラッグ・ストアでドリンク剤の箱買い必至 !!

2005.10.11

PS2 「零 -刺青ノ聲-」 TECMO

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 © TECMO, LTD. 2005

 

いきなり結論から述べますが、塡ってしまいました !!

ホラーアクションADV 零 -刺青ノ聲-™ という作品に。

‥‥御存じの方には言わずもがなですが、ぞっとする程に恐いです。

震えます。

正に蛇に見込まれた蛙です。

何故って‥‥プレイ開始直後、問答無用のスタート地点となる場所「墓のある中庭」で、

いい歳のMensが身動き一つとれないまま、数分間立ち往生した程ですッ !!

いきなりモノクロの世界て。

                          明らかに出る雰囲気て。

                                               女の子一人だけて。

Gr_zeroshiseinokoe_01hakanoarunak_2

  コ、コワ━━━━━━━(((( ;゚Д゚)))━━━━━━━━ッ !!

                   絶ッッッ対、屋敷の中に入りたくないわッ !!

                  今すぐに帰れるものなら帰りたいわッ !!

 ってゆーかバイオと比べ物にならない戦慄感で毛穴が開いたッ !!

主人公の自宅の○○から飛び出す「××」や階段から落ちてくる「手△」なんかを体験した時は

生まれて始めて 座 っ た ま ま の 姿 勢 で ジ ャ ン プ 。

いつの間にか扉が開いていたので、好奇心から入ってしまった物置部屋の◎が◇◇った時は

大人の階段を上ったあの日以来に 心 の 小 公 女 セ ー ラ が 叫 喚 。

このゲームをクリア出来た時、巷に溢れる和製ホラーは大抵平気になるでしょう(多分)。

しかし恐いだけではなくて、何よりもシナリオの出来に驚嘆し、ラストで必ずグッときます。

“ホラーファン”だけに向けられた作品ではなく、人の情念にある不変のテーマを丁寧に

描きつつ、あらゆる要素に妥協を許さない姿勢で造られている稀少なビデオゲームです。

昨今の似通ったジャンルに飽きている方。このカルチャーショックを是非体験してみて下さい !!

2005.10.10

ごあいさつ

管理人 倭多(わた) と申します。以後、お見知りおき下さい。

突然ですが今日から創める決心をしました。えっ、何をかって ? それは‥‥

2005年10月現在、急激に流行化しているネット文化 Blog(ブログ) です。

このようなカルチャーに興味を持ち始めたのは実は数年前から。

但し、その当時に目指していたのは本格的なウェブサイトを自力で創作する事だったのですが。

ところがどっこい、色んなパターンで造っても造っても納得のいく物が出来上がらない。

私は凝り性なくせに人一倍飽きっぽいところがあるため、この一連の『基礎的な作業』が

苦痛となって、とうとう諦めてしまいました。

そして「創造力が無い」とも悟りました(笑)。

然し私は娯楽に関する レビュー だけは得意で、「洞察力」なら少しありそうでした。

そこで気がつきました。

私自身のセンスによるウェブサイト作成作業に固執するよりも、

 既存の作品に対して突っ込みをする方が向いている

       Review \(≧Д≦*)9 Yeah!!

という事に。そして、その為のツールにぴったりなのがブログなのではないかと。

これから、超個人的嗜好に基づいて、娯楽作品に対するレビューを記事化していきます。

お暇があれば、お付合いしてください。

ホンモノの美学

    レビューブログ Gorakukosatsu_logotype_7 へようこそ

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    Old URL     http://tsukkomicommander.cocolog-nifty.com/0510/

                                                     October 10, 2005 START.

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