« 蟲師「第五話 旅をする沼」 | トップページ | 蟲師「第七話 雨がくる虹がたつ」 »

2005.11.27

蟲師「第六話 露を吸う群」

06mushi106mushi206mushi3
© 漆原友紀/講談社・『蟲師』制作委員会

ギンコを乗せた一艘の舟はとある絶海の孤島へ向かっていた。 その島から来た「ナギ」

少年によれば、島民たちから“生き神様”として崇め奉られている幼馴染の少女「あこや」

の身に起こる“奇跡”を調べてほしいというのだ‥‥。 人知れず当主の屋敷への潜入を

繰り返し、奇跡が起こった直後のあこや本人を診ることに成功したギンコは、鼻腔(びくう)

に寄生する蟲 ヤミヒルガオ を発見するが――。

今回の奇跡の事象を総合すると浮かんでくる元ネタは、有名な 人 魚 伝承でしょう。

水木しげる氏の著書「図説 日本妖怪大全」での解説によれば、“人魚はことばを話さず、

身によい香(かを)りがあってその肉は味がよく、これを食べると長生きするといわれる”

と記されています。

つまり、偉大なる海神として崇め奉られる一方で、人魚には「不老長寿」といった“いわく”も

多かったため、西洋のマーメイド伝説のような「悲恋の物語」ではなく、人間の欲望による

残虐な言い伝えの方が多いのだと思います。 そんな事を考えてみると、このエピソードの

終盤での「あこやの選択」と「ナギの理解」に込み上げて来るモノがあるでしょう。

余談になりますが、原作123㌻の描写はアニメーションならではの名シーンでした。

正に“スローモーションとはこう使うもの”という見本。 「魅せて」くれます。

次回は「雨がくる虹がたつ」。 どのようなCG演出になるのか、期待が高まります !!

<元ネタ推測>

鳥山石燕 今昔百鬼拾遺 雲 「人魚」

06mushi4
建木(けんぼく)の西にあり。 人面にして魚身、足なし。 胸より上(うへ)は人にして
下は魚(うほ)に似たり。 是(これ)てい人国(じんこく)の人なりとも云。

« 蟲師「第五話 旅をする沼」 | トップページ | 蟲師「第七話 雨がくる虹がたつ」 »

gr. "Mushishi" review」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1873366/50912636

この記事へのトラックバック一覧です: 蟲師「第六話 露を吸う群」:

« 蟲師「第五話 旅をする沼」 | トップページ | 蟲師「第七話 雨がくる虹がたつ」 »

◇ Twitter

2017年11月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    
無料ブログはココログ

最近のトラックバック