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2005年12月

2005.12.22

愛書狂(ビブリオマニア)

今回ぶっちゃける拘りネタは、  を選ぶ時の習慣的な性癖についてを書きます。

私はいざ買う段階になると、必ずといっていいほど「やりだす」行動があるのです。

それは‥‥

  一、 期間限定で付いている「帯び」が、キレイな状態かどうかのチェック

  二、 ちゃんと「しおり」が挟まっているかのチェック

  三、 また、↑でしおりがある場合、「期間限定モノ」かどうかのチェック

まあ、ここまでは多くの方が共感してくれるかと思いますが‥‥。 しかしここからが

最も重要 且つ、 買うか買わないかの 決定打 となる要素なのです。それは‥‥

  背表紙先端の、

          接着部分に、

                ムラがあるかどうか !!

さあ皆さん。 今すぐ、お手元にある愛読書を確認してみて下さい。

もしもムラがあれば、古本屋さんに売りに行って、新刷版を再購入しちゃいましょう。

そしてこれから何かを買う時は穴が開く程チェックチェック ! 劣化本 は撲滅だぁ !!

good bad
左が「買う価値がある接着面」。右が「さよおなら〜♪」な出来のモノ。穴あきです。
こうして見比べてみると、いかに大量生産が不良品を生んでいるかが分かりますネ。

bad1 good1 good2
これは「帯び」の違い。左は「いかにも宣伝」なデザインですが、隣りの2種は正しく
「シリーズものを意識した」好デザイン。統一感が一目瞭然ですネ !!

nice1 nice2 nice3
最後は蟲師から。現在はアニメ放送に合わせた宣伝バージョンになっていますが、
以前の帯びはこんな感じ。文字が邪魔に感じない、お見事な宣伝技法です。

2005.12.19

蟲師「第九話 重い実」

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 © 漆原友紀/講談社・『蟲師』制作委員会

とある村の田畑に、天災等に全く左右されずに豊作となる 別れ作 という現象があった。

しかし、その豊穣を受けた村人の一人には必ず 瑞歯(みずは) と呼ばれる歯の様な

モノが生え、その生命と引き換えにするかの如く犠牲になるのだという‥‥。

今回の物語は、ワタシ達全てのジャパニーズのソウル・フードである「お米」がテーマ。

「旅をする沼」などのテーマと同じく、古来、自然と共に生活していた農村や漁村では

大雨や冷夏などの災害を最も恐れており、その凶事を鎮めるため人身御供をたて、

心の拠り所としていたのでしょう。 しかし、その犠牲者は何も「他人」ばかりではない。

自分の最も親しい人がその対象となってしまったら‥‥。 アナタならどうしますか ?

その前に土地を捨て、見知らぬ人達が暮らす遠方へ逃れるか。

それでも仕方が無い事として受け流し、口を噤んで耐え忍ぶか。

「罪」を犯し自責の念に苛まれる村の祭主。 ナラズの実 に翻弄されるばかりだった

彼の辿る末路とは――。

一方、寡少な描写である「ちょっと悪いギンコ」を見れるのも、本話の見所でしょうか。

次回はそのまま引き続いての第3巻 4話目「硯に棲む白」。 化野先生が再登場します。

2005.12.12

蟲師 「第八話 海境より」

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 © 漆原友紀/講談社・『蟲師』制作委員会

とある漁村の砂浜に一人の男がじっと座り込んでいた。「シロウ」という名のその青年は、

沖で妙な別れ方をした妻「みちひ」を2年半もの間待ち続けているという。語られた詳細の

中で 海蛇のような“もや” という表現に引っ掛かりを感じつつも、そろそろ自分の事も

考えた方がいいと言い残して去るギンコ。‥‥それからしばらくした後、漁村で暮らす娘

「ナミ」と、収穫した魚の仲買人とのやりとりを見かけたシロウは、嘗て勤めていた問屋での

経験から適正価格を指摘する。その日を境に村人からの好奇な視線も減り、ナミ自身も

変な人だと思っていたシロウに対し特別な想いを抱き始めるが‥‥。

本話は私的蟲師ベスト・エピソードの一つと言えるぐらい大好きです。

何が好きかって、ほぼ全篇に渡って主人公のギンコそっちのけで進められてゆく、

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みちひ、ナミ、シロウが織り成す三角関係(トライアングル・ザ・マク○ス)。

(といってもドロドロ系ではなく、原作あとがきに書かれているような某呑み処邦画路線)

‥‥なんていうか、ギンコと蟲がゲストキャラクター扱いになっているのがちょっと悲しい。

そんな所が 好きなんですが(笑)。三者の慕情劇が見所です。

そして、今回の蟲 海千山千(うみせんやません) の元ネタだと思われるのは、

劇中でも語られるように  です。

もともと竜というのは、信仰対象の神として中国から渡来したのだと古書は語っていて、

“竜巻の時に「竜神」が昇天する”の一説が、正に本話の終盤で、靄(もや)の中に現われる

蟲の形態を連想させます。やはり竜は潜るのではなく、ウネウネと蛇腹をくねらせながら

「空へと昇っていく」のが似合います。

また、今回のエンディングに使われたテーマ曲は、今迄の中で一番気に入りましたッ !!

 「海境より」.mp3
 

来週はそのまま次の話となっている第3巻 3話目の「重い実」。顛末が見逃せません。

<設定解説>

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鱶(フカ) というのは大きい鮫(サメ)の事で、西側の大陸で用いられる呼び名だそうです。
それ以外でも中華料理の「鱶鰭」(フカヒレ)などで知らず識らず目にしていますよね。
ただ、劇中で登場するモノは正確には鱶そのものではなく‥‥。 真相は本篇で〜ノシ

≪ My Resonance Episode ≫

2005.12.05

蟲師「第七話 雨がくる虹がたつ」

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 © 漆原友紀/講談社・『蟲師』制作委員会

土砂降りの雨の中、ギンコは見知らぬ2人の男が雨宿りしている木の下にもぐり込む。

退屈しのぎに喋っていると、黙って座りこんでいた方の若い男が奇妙な話を始めた。

男は持っている大きな甕(かめ)に、  を入れて故郷に持ち帰ると言うのだ‥‥。

今回登場するのは        というセンス・オブ・ワンダーな蟲。

そもそも虹ってどういう理屈 ? どうして七色で、雨が上がると出るの ? という素朴な

疑問がある人からすれば、「蟲」と同じく奇妙な存在(対象)なのかもしれません。

日常に埋没していて、子供の頃に聞いただけの、たわい無い「事象」をここまで「物語化」

してしまう原作者 漆原友紀女史のセンスに脱帽です。

それはさておき、劇中でギンコがあぶく銭を稼ぐ為に青空市を開くシーンがありますが、

そこで「人魚のツメ」を堂堂と出品していたのには驚きました。

「第六話 露を吸う群」における単なるモチーフだと思っていた人魚伝承ですが、蟲師の世界

では実在している設定だったようです。 ‥‥私の考察はまだまだ甘かった(笑)。

次回は原作3巻 2話目の「海境(うなさか)より」。 1、2を争うぐらい好きな話です !!

<設定解説>

 07mushi4goheimochi
 ギンコが食べていたのは 五平餠(ごへいもち) という、飛騨や三河地方をルーツ
 とする郷土料理。 何故紹介したかといえば‥‥旧漢字で「餠」と打ちたかったから(笑)。

≪ My Resonance Episode ≫

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