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2006年1月

2006.01.30

零OFF会「竹取百物語 炭火串焼・豆富料理」

Tikurin

今回開催された場所は、前回と同じJR池袋駅周辺の 竹取百物語 というお店です。

以下、項目ごとに分けて綴ってみました(諸事情ありますので要約版でご容赦下さい)。

 Omikosan
 © 2005 Diamond Dining. All Rights Reserved.

見た瞬間 イエ― \(≧Д≦*)9 ―イ !! だって‥‥ねぇ ? おぢさん日本人だし。

昨今、こういった趣向の店舗が増えている様子。

(※注‥‥写真の方は池袋店舗とは一切関係がありません。詳しくはコチラ

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左>ykさんが支えてくれた(感謝)お品書き。小道具のデザインを凝る店は◎です。

中>書かれているお酒の名称は故事に纏わるものだそうです。こういったさりげない演出
   は分かる人には分かるので、つまりはお店も拘りというものを「分かって」いる。

右>コースターとカード。カードに関しては蒐集癖があるのでまた一つ増えました。

はっとりさん、セピアスさん、紅華さん、yamaさん、ykさん。またお会いしましょう〜ノシ

2006.01.29

蟲師「第十四話 籠のなか」

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© 漆原友紀/講談社・『蟲師』制作委員会

とある竹林に足を踏み入れ休んでいたギンコは、そこで三年間も迷っているという奇妙な

男「キスケ」に声を掛けられる。 事情を聞く内に、キスケの嫁「セツ」の生い立ちと竹林の

空間現象に蟲の因果関係を感じるギンコ。 竹林を調べ回ってみると異質な輝きを放つ

間借り竹(マガリダケ) という蟲を発見する。 それらと人間の女が接触を続けると、

蟲師たちの間でも稀少な存在(まざりモノ)である 鬼蠱(おにこ) が生まれてしまう。

ギンコは酷な事だと思いつつも、未だに里への郷愁を抱くキスケに真実を告げるが‥‥。

遂に2クール目に突入したアニメ版蟲師。 あと十数話で終わってしまうと思うと寂しいです。

このエピソードが収録されているのは原作4巻ですが、それ以前の第2巻に収録されている

「綿胞子」という話も似たテーマを描いており、双方を見比べるという楽しみ方もありますw

竹林という舞台は私も大好きな要素の一つで、もし家を建てるとしたら ? と訊かれれば

Bamboo forest ! と答えるでしょう(笑)。 という訳で、今回の背景セル画の効果は

カラーという表現が大前提のアニメーションであればこその、素晴らしい職人技でした。

次回は第4巻・3話目「春と嘯く」。 大好きな冬山系エピソードの再来ですッ !!

2006.01.25

蟲師 Official Book

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専門用語(造語)が数多く登場する「蟲師」において、これ程嬉しい物は他にないのではと

思える、原作コミックおよびアニメ版対応の初オフィシャルブックが発売されましたッ !!

制作現場の裏話が知れたり、登場した蟲の図譜があったりして内容は充実していますが、

その中で最も特筆すべきコンテンツは、「創作版 狩房文庫」と銘打つ、アニメ版脚本家・

桑畑絹子(くわはたきぬこ)女史と豊田美加(とよだみか)女史による、外伝小説でしょう。

原作には未登場ながらも、まったく違和感がない「藁蘂(わらしべ)」「笑む魚」「吐苔(はきごけ)」

「虚影(きょえい)」「毛牙(もうが)ん子」「鬘(かずら)」「夢守(ゆめもり)」など、書き下ろしの

蟲にまつわる咄をどこぞの某という蟲師が狩房家第四代筆記者・淡幽(たんゆう)に聞かせ、

それを淡幽が写していた、という設定であり、どれもが面白く、今すぐに映像化しても通じる程の

完成度を誇っています。

惜しむらくは、(仕方がないことかもしれないけど)カラーページが少ない事と、これは個人的な

要望になりますが、既存のオフィシャルブックに多いA4サイズではなく、読み易さ・携帯し易さ

(書棚に並べた時の統一感)を考慮したB6サイズであるという点でしょうか。 設定画稿(線画)を

見たい私としては、大きめサイズの紙媒体であって欲しかったけど、恐らくは完全アニメ用

公式設定集が後に出る可能性もありますので、原作ファンは勿論アニメ未視聴者にとっても

何の問題もなく御薦めできます。 また、当然ながら独特の紙質が高級感を漂わせており、

購買欲・蔵書欲を刺激されるのも◎。ジャケ買い派、蒐集派共に損はしないと断言しますw

2006.01.24

蟲師「第十三話 一夜橋」

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 © 漆原友紀/講談社・『蟲師』制作委員会

とある村に“谷戻り”と呼ばれる言い伝えがあった。 渓谷のかずら橋から人が落ちると、

助からない筈なのに戻って来るという。 しかし、心を失くした抜け殻の様になっていて、

谷に“一夜橋”(ひとよばし)が架かる夜に必ず亡くなってしまうというのだ‥‥。

その村から調査の依頼を受けたギンコは、自我を無くしたかの様な娘「ハナ」と、その事で

自分を責め続ける若者「ゼン」と知り合う。 3年程前の出来事を聞いたギンコは谷底での

調査を開始する。 そこで二人は ニセカズラ という蔓状の蟲を発見するが――。

蟲師のエピソード群の中で所謂「救いが無い」系の内容である今回は、全体に渡って暗い

雰囲気が漂っています。 ――が、内包するテーマ故に厳しい表情のギンコが描かれており、

中中どうして見逃せません。

個人的な見所は、ハナの母親の暴言に対しギンコが語った 人の尊厳 に関わる台詞。

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夜道で会ったら蒟蒻でも投げてやるつもりでしたが、流石 \(≧Д≦*)9 主人公だーッ !!

これが ゼンの口からの台詞だったなら ‥‥と思わずにはいられない物語です。

次回は第4巻 4話目「籠のなか」。 Animationならではの表現が光るエピソードです。

<設定解説>

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 モデルになったのは実在する祖谷(いや)のかずら橋。 作者が取材旅行した場所でも
 あったその橋が、07年9月現在、保存の危機を迎えているそうです。
 原因は、材料の「しらくちかずら」が国有林の杉などに絡み付いて邪魔になる事で伐採
 されて激減した事と、自然環境での生長が難しい事などが挙げられるようです。
 原風景としての日本を舞台にしている蟲師ですが、このままでは本当に虚構の中でしか
 見られない時代になってしまいます。 絶滅危惧種問題‥‥肝に銘じよう。

2006.01.16

蟲師「第十二話 眇の魚」

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 © 漆原友紀/講談社・『蟲師』制作委員会

蟲が見える少年「ヨキ」は、幼くして母親を地滑りで亡くしてしまう。唯一の肉親を失い

茫然自失となって数時間。森の奥深くへ浮遊していく蟲の残光に引き寄せられる様に

歩き出す――。そんなヨキを介抱したのは、「ぬい」という異様な女蟲師だった‥‥。

今回の「眇(すがめ)の魚」は、記事やコメントでも何回か書きましたがアニメ版の最終話に

なるだろうと読んでいたエピソードです。

何故ギンコは流浪の旅を「続け」なければならないのか ?

年齢にそぐわないほどの白髪なのか ?

「瞼の光」で視聴者に多大なインパクトを与えた「アノ眼」になったのか ?

その全てが描かれるので、最後の描写と合わせ、幕引きにピッタリだと思ったのです。

そしてこの物語で特に感動したのが、 トコヤミ と対峙したヨキにぬいが話した教示。

このような魂がふるえる台詞には、滅多に出合えるものじゃありません。

蟲師の購読を続けていて心底良かったと、原作を読んでいた時に思ったものです。

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 このシーンの直後に描かれる内容こそが、蟲師という作品世界で伝えたい“テーマ”だと
 確信しています。Ego、偏見、差別。某SF宇宙世紀戦争アニメにも通じる文学性を持つ
 内容は、堕落的な過渡期(かとき)を迎えている昨今の業界においても稀少。

2クール目突入の次回は、第4巻 2話目の「一夜橋」。オープニングは変わるのかな ?

<設定解説>

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 終盤で描かれ、「眼福眼禍」や「棘のみち(後編)」等のエピソードでも触れられるシーンが
 “十(とお)の頃の記憶”。このシーンは多くの人が勘違いしていたようですので、解説を
 ファイル化してみました。本篇(原作)視聴後に、是非一読なさってみて下さい〜ノシ
 「memory_of_10_years_old.txt」をダウンロード

≪ My Resonance Episode ≫

2006.01.08

蟲師「第十一話 やまねむる」

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 © 漆原友紀/講談社・『蟲師』制作委員会

山頂の食い処で蕎麦を食べていたギンコは、そこから見えたとある現象に異変を感じた。

近くの里へ立ち寄って話を聞いてみると、その山深くに住む「ムジカ」という蟲師を捜して

ほしいという。山中に入ってみて光脈筋(こうみゃくすじ)特有の変調だと確信したその時、

ムジカの弟子である「コダマ」と出会う。同じ目的だと知ったギンコは沓を脱ぎ、並べた盃に

光酒(こうき)を注ぎ、土壌に棲む蟲「ムグラ」を利用する蟲師独特の探査術 ムグラノリ 

を行なうが――。

さて当話、幾つかの表現が原作とは異っていた事に、皆さんは気付かれましたか?

単行本2巻9頁2コマ目「猿の頭をした狐」の削除や、21頁6コマ目の台詞が「犬猫のように孕む」から

「次次と授かる」に変更されていたり。物語を語る上では特に影響がない箇所とも言えるので

それほど重要ではありませんが、原作を読んでいればこういった僅かな差異を発見する

楽しみ方もありますネ。

男女の感情が発端となって、一方の情念が不幸を招く、という構造が多い蟲師の世界。

“山を統制するヌシ”という存在と、 クチナワ と呼ばれる蟲の因果関係に秘められた

ムジカと朔(さく)の過去に惹きつけられてしまうエピソードです。

これは蛇足(じゃそく)になりますが、ギンコを演じる中野裕斗氏がベスト・エピソードに

数えたのが当話。声を荒らげる事が滅多に無いキャラクターだけに印象深かったそうです。

次回はなんと?! 私見でアニメ版の最終話になるのではないかと読んでいた第3巻5話目の

眇の魚」。これを見ずして蟲師を語るなかれ、です!!

<設定解説>

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 光脈筋(こうみゃくすじ)には必ずそれを統制する ヌシ が存在し、生まれた時から
 体に草が生えているという特徴がある。 ヌシは今回の老猪の様な哺乳類に限らず、
 後に描かれる「草を踏む音」で登場する大○○○など、多種多様な生物が存在する。

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 娯楽作品に対して「あれってどういう意味だったんですか?」と質問し、自分自身で答えを
 導き出す前に他者に委ねてしまう“勿体無い”視聴者(体験者)が多くなってきたと感じる
 昨今、当話冒頭の1シーンは象徴的な描写だったと思います。アナタは読めましたか ?
 「difference_of_reaction.txt」をダウンロード

蟲師「第十話 硯に棲む白」

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© 漆原友紀/講談社・『蟲師』制作委員会

ギンコの友人であり医家(いか)を開業している化野(あだしの)には、蟲にまつわる珍品の

蒐集(しゅうしゅう)癖があった。 ある日、その化野邸へ忍び込んだ3人の子どもたちは、

蔵に貯蔵してあった数多の骨董品の中から一つの硯(すずり)を見つける。 興味本位で

墨を磨(す)ってみると、何やら冷たいものが出てきたような気がして吸い込んでしまう。

その夜、身体の体温が急激に下がるという症状が子どもたちに現われて‥‥。

年末年始の時期という事で、初の一夜一挙2話放送の今回。 蟲師ナイト・フィーバーですw

雲喰(くもは)み の元ネタは、原作のあとがきで周知の通り 夏の入道雲 。

虹などと同様、自然現象に対して何らかの別解釈を創造する蟲師ならではのテーマと

言えるのではないでしょうか。 某国民的天空城映画で描かれた「竜○巣」などのように、

入道雲はそのスケールの大きさから、何かが棲んでいる様な錯覚を覚える時があります。

そして常に気流によって姿形を変えて、何時の間にか移動していく。 そんな現象は人智を

超えた「異形」だからとしても怪訝(おか)しくはない。 「雨がくる虹がたつ」にも通じますネ。

個人的には、化野という男の性格付けが決まった回とも解釈しています(良心<物欲)。

また、舌っ足らずさがリアリティーを醸し出していた子供のキャラクターは、制作スタッフの

意図で子役のキャストに演じてもらっているそうです。 流石の“拘り”が感じられます。

引き続き、第2巻・1話目「やまねむる」のレビューです。 お付き合い下さい。

<元ネタ推測>

鳥山石燕 今昔百鬼拾遺 雨 「硯の魂」

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ある人赤間(あかま)が関の石硯をたくはへて文房(ぶんばう)の一友(ゆう)とす。
ひと日平家物語をよみさして、とろとろと居ねぶるうち、案頭(あんとう)の硯の海の
波さかだちて、源平のたゝかひ今みるごとくあらはれしとかや。
もろこし徐玄之(じょげんし)が紫石潭(しせきたん)も思ひあはせられ侍(はべ)り。

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