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2006.01.16

蟲師「第十二話 眇の魚」

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 © 漆原友紀/講談社・『蟲師』制作委員会

蟲が見える少年「ヨキ」は、幼くして母親を地滑りで亡くしてしまう。唯一の肉親を失い

茫然自失となって数時間。森の奥深くへ浮遊していく蟲の残光に引き寄せられる様に

歩き出す――。そんなヨキを介抱したのは、「ぬい」という異様な女蟲師だった‥‥。

今回の「眇(すがめ)の魚」は、記事やコメントでも何回か書きましたがアニメ版の最終話に

なるだろうと読んでいたエピソードです。

何故ギンコは流浪の旅を「続け」なければならないのか ?

年齢にそぐわないほどの白髪なのか ?

「瞼の光」で視聴者に多大なインパクトを与えた「アノ眼」になったのか ?

その全てが描かれるので、最後の描写と合わせ、幕引きにピッタリだと思ったのです。

そしてこの物語で特に感動したのが、 トコヤミ と対峙したヨキにぬいが話した教示。

このような魂がふるえる台詞には、滅多に出合えるものじゃありません。

蟲師の購読を続けていて心底良かったと、原作を読んでいた時に思ったものです。

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 このシーンの直後に描かれる内容こそが、蟲師という作品世界で伝えたい“テーマ”だと
 確信しています。Ego、偏見、差別。某SF宇宙世紀戦争アニメにも通じる文学性を持つ
 内容は、堕落的な過渡期(かとき)を迎えている昨今の業界においても稀少。

2クール目突入の次回は、第4巻 2話目の「一夜橋」。オープニングは変わるのかな ?

<設定解説>

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 終盤で描かれ、「眼福眼禍」や「棘のみち(後編)」等のエピソードでも触れられるシーンが
 “十(とお)の頃の記憶”。このシーンは多くの人が勘違いしていたようですので、解説を
 ファイル化してみました。本篇(原作)視聴後に、是非一読なさってみて下さい〜ノシ
 「memory_of_10_years_old.txt」をダウンロード

≪ My Resonance Episode ≫

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