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2006.05.26

蟲師「第二十二話 沖つ宮」

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© 漆原友紀/講談社・『蟲師』制作委員会

今回の「沖つ宮」は、原作にも幾つかある漁村を舞台にしたエピソードのひとつであり、

転生 という事象をテーマにしながら「綿胞子」や「雷の袂」でも扱われる 母子 の

在り方についても深く描かれています。

“竜宮”と呼ばれる海淵で命を落としたものは、全く同じ姿でもう一度生まれてくる。

その人智を越えた現象“生みなおし”の事を調べようとして島に訪れたギンコ。

「澪」という母親と、その娘「イサナ」。 話を聞くうちに、イサナは祖母「マナ」の転生した

子供だと判明します。 イサナの容姿は、マナ本人かと疑ってしまうほどに似ている。

この因果関係に蟲の存在を感じたギンコは、その元凶らしき「粒」を調べ始め‥‥。

沈められた人が眠る海底から浮かぶ粒。 はたして リュウグウノヌシ は害なのか ?

調査を進めるうちにギンコは、この島こそ現世の楽土(らくど)か――と漏らします。

逝く宿命(しゅくみょう)を背負った特別な人と、縦(たとえ)何年かかっても再会出来たら。

澪とイサナの“答え”には、人間讃歌が込められているなぁ‥‥と思ったエピソードでした。

また、今回は人物もさることながら、背景画などを含めたすべての作画のクオリティが

高いように感じました。 無論各話毎にそうなのですが、凄い制作スタジオだと思います。

次回は第3巻・1話目の「錆(金に靑)の鳴く聲」。 IME2000だと“サビ”の旧漢字が打てない orz

<設定解説>

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箱めがね で海中を調べる描写に人知れず感動しつつ、以前から言いたかったネタを一つ。
プロの萬画家を目指す際、最も難しい創作分野として業界で有名なのは“ギャグ”ですが、
アニメーション作品に置き換えた場合は 水または海の動画 だと言われています。
蟲師では「旅をする沼」「露を吸う群」「海境より」など、その舞台には事欠きませんよね。
優れた作品とそうでない作品を見極める一つの基準。憶えておいて損はないですよw

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