gk. Manga, Booklet

2014.11.25

彼女のカレラ ベストセレクション 【愛華編】 発売中

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こういうのがあるから私的No.1なんだよねぇ。

無い車マンガは認めない。

2013.01.04

小説「文庫版 姑獲鳥の夏」京極夏彦

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 NHK「Top Runner」2002年2月7日放送.mp3
 

 日本人なら「妖怪」という文化を誰でも知っているが、その存在を語ってくれた先進的作品として最も記憶に残っているのは「ゲゲゲの鬼太郎」だろうと思う。

 水木しげる先生の描いた妖怪ワールドは小学生だった当時の私を虜にするには十二分すぎるモノで、書店で妖怪大百科なるものを読み漁らせ、遂には自他共に認める「妖怪博士」とさせてくれた程だった。そしてその気持ちと尊敬の念はこの歳になっても変わる事はなく、今でも他意なく大好きな娯楽作品である。然し鬼太郎が表現していた妖怪とは、実は元元の意味での妖怪とは視点を変えていたのだという事を、当作を読んで知った。

 明治時代に入ってからの民俗学者が定義した妖怪とは、「世に起こる不可解な現象」なのだそうだ。

 たとえば夜道を一人で歩いていると、居る筈の無い人の足音が聞こえ、後をつけてくる。鬼魅が悪いので「べとべとさん、お先におこし」と言って道を譲ると、その足音は消えるのだという。
 そこで水木先生は、べとべとさんを半透明の丸い物体にニヤけた口と足だけがある姿で描いたのだった。
 読者は「妖怪べとべとさん現象」を「絵」で理解し、「そういうキャラクター」として記憶に残した。そうして、滑稽に描かれた「キャラクターとしての妖怪」を受け入れた私達は、妖怪=不可解な現象というよりも、妖怪=異形のキャラクターという認識で現代まで至ったのである。

 当作「姑獲鳥の夏」のテーマとなっている「ウブメ」は、鬼太郎ではチョコボールのキョロちゃんにナウシカの王蟲を足し、大きなクチバシでガボッとかぶりついてくる人鳥のような感じで描かれている。
 然し、それよりも古い和書で描かれているウブメは、雨が降る中で赤ん坊を抱き、困った顔をしている上半身裸の女で、異形のモノといった感じは全く無い。
 妖怪ウブメ現象にあって、件のキャラクターは恐いぐらいに「人間」だったのである。

 アナタは劇中の主人公 関口巽の主観を通じて、ウブメの祟り、呪いに巻き込まれていく。
 厭だ。もう限界だ。自分は悪くない。何もかも見捨ててここから逃げ出したい。そこで思い出す。古本屋でもない、超能力者でもない、裏の貌をもつ奇妙な隣人の事を。

 憑物落としを生業とする友、中禅寺秋彦こと「京極堂」その人だ。
 物語の佳境で関口は懇願する。「久遠寺家の呪いを解いてくれ!」と。
 そして、全ての謎を解き明かすべく、黒衣の陰陽師が遂に立ち上がる。

 本書を読み終えた時、アナタはきっと目から鱗を落としているだろう。

2010.03.18

クマに注意!の看板が何だか怪しい

 私が愛読する“活字本”の中で、数少ない「著者贔屓」なのが京極夏彦氏。

 そんな氏の新刊「冥談」を本屋で見掛けた瞬間、帯に書かれた推薦人の名前とコメントに目を奪われてしまいました。

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 正に イエ―\(≧Д≦*)9―イ な展開が勃発してるしww

 かたや私的小説家ランキングの一、二を争う京極先生に対して、かたや私的萬画家ランキングの一、二を争う荒木先生からの絶賛ktkrな展開(笑)。

 過日に「STEEL BALL RUN VOL.20」を読んだばかりだった事も相俟って、珍しく文庫化を待たずに どジャァぁぁぁ〜〜〜〜〜ン とハードカバーの新書で買いました。

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 ついでに。京極氏との初めての出合いとなった作品「姑獲鳥の夏」、そして私的「もっと評価されて然るべき」の筆頭である「ジョジョ第6部 ストーンオーシャン」のレビューをこの機会に便乗公開。
 とはいえ、当方との付き合いがある方の中には、これまでに散見した事があるとは思いますが(苦笑)。そこはまぁアレです。鉤括弧を二つ並べたような目で一つ宜しく。

 「一箇月に最低でも一冊」の読書を今年のテーマにしようかなと思った今日この頃でした。

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萬画「ジョジョの奇妙な冒険 Part 6 ストーンオーシャン」荒木飛呂彦

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 「人間讃歌」という深いテーマを身体的な面で描いた第1〜2部後、“精神的な面”に踏み込んだ第3部から表現してきた一大叙事詩シリーズの第6部が当作「ストーンオーシャン」(以下SO)だ。

 前作群と比較した場合、より思想犯的な存在としての悪と闘うドラマを描いたSOは、私の友人をして「ゴチャゴチャして読み辛い」といわしめた。単純明快な娯楽萬画として映るのか、文学と呼ぶに値する教養萬画として映るのか。それはアナタ自身の「眼」が基準となるでしょう。

 更に当作の主人公は歴代初となる女性物語上母性を根っこにした重要な意味(と役割)を持つのだが、ここもある意味で読者層を分けてしまう所。然し荒木先生の描く女性は、ただ男に依存するだけではないのが良い。昨今の萌え美少女ブーム等に心酔しきっているメンズには×なのだろうが、私はヒロインかくあるべしと思っている。

 そして物語の中心且つ最も深い場所に陣取るものは「運命」という名の宇宙であり、ヒトの精神力を具現化した能力=スタンドは、一人の宣教師によって「世界を変える力」へと進化を遂げる。精神を支配する力=人類を一つに収束させ得る力を手にしたその人物は、「天国への階段」を目指し、“重力”によって出会う血族達と自身の存在を天秤にかける事で、どんなスタンド能力でも超越できなかった「聖域」へと辿り着く。そして世界は、殉教者と共に「一つの終焉」へと進んでいく‥‥。

 最終17巻のタイトル【メイド・イン・ヘブン】(初出当時はステアウェイ・トゥ・ヘブン)に込められたテーマは、故人 手塚治虫先生の大傑作「火の鳥 未来編」に匹敵する壮大なものだ。
 ジャンプ誌上で連載されていた当時、下ネタギャグやボーイズバトル物ばかりを好む現代の読者層はこのフィクションをどう受けとり、どのような感想を抱いたのだろう。もし流し見されていたのだとしたら、SOは不遇の作品である。もしも青年向け雑誌で連載されていれば名のある賞を受賞したに違いないのに‥‥と悔しい思いの日日が続いた。

 然し2006年、【日本のメディア芸術100選】においてマンガ部門『2位』に選ばれたのを見た時、「ほれ見たことか!!ジャパンが誇れる真の萬画とはこういうものを指すんだぁッ」とシュプレヒコールをあげた。

 ずっと長い間信じていた「相応の評価」が、やっとジョジョを愛する“ホンモノの読者”から下されたのだ。

2006.05.27

芦奈野ひとし「ヨコハマ買い出し紀行 14」アフタヌーンKC

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皆さん今晩は。タイトルを変更してから初となるレビューは、リニューアルスタートとは

相反するグランドフィナーレを迎えた傑作スローライフ萬画、「ヨコハマ買い出し紀行」です。

思えばこの萬画を読み出したのは、同名のラジオドラマをリアルタイムで聴いていたから。

訥訥と語られるストーリーに加え、GONTITI(ゴンチチ)によるイメージぴったりのBGMに

開始3秒で魅了され、すぐ原作に触れたのです。 それが早や12年。 ‥‥歳とる訳です。

そういえばその番組内で流れたenyaの「Anywhere Is」にも魅了されて、次の日に速攻で

買いにいったっけなぁ‥‥。 因みにenyaがブレークする前です。 この番組のスタッフ

には先見の明(めい)がありましたね !!

閑話休題。 本作品は2006年5月現在、社会的ブームになっているスローライフの兆候を

先駆けて取り入れていたと言ってもいい萬画であり、読んでいるだけでヒーリング効果が

ある(といっても過言ではない)稀少な作品でした。 語らずして語る という作風を

体現していた傑作。 ラストに至る10話の展開スピードに吃驚(びっくり)させられつつも、

独特のテンポは最後の瞬間まで続いており、切ないんだけれども爽やかな気分になる

とても「CAFE ALPHA」らしい締括りでした。

まだOVAは観たことないんですが、これを機に視聴してみようかな。 ちょうど近所の

レンタル屋に置いてあった筈だし。 何はともあれ、 おつかれさまでした !!

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